折り鶴といえば、日本にとってとても身近なものですね。
小さい頃、せっせと折って、お爺ちゃんお婆ちゃんのお見舞いに持っていった想い出がある方も多いのでは。
最近では”おもてなし”のひとつとして、
外食に行った際にそっとテーブルに置かれていたりすることもありますね。
今回ご紹介する折り鶴は、ちょっと違います。
紙ではなく、一枚の銅板から折り鶴を作り上げていきます。その技はまさに職人技そのものです。
こちらの方が、京の板金職人、高山喜晴さん。
彼の手から、立体的な折鶴が生まれます。
【動画はこちら】
▼銅板を型で、型取り、カッティングします。
▼手裏剣型からスタートです。
▼直線、曲線、自由自在です。
▼10種くらいの工具を器用に使用しながら、折っていきます。
▼固い合板が、まるで紙のように折り畳まれていきます。
▼綺麗に折り目を付けるために、金槌でたたきます。やっぱり固いんですね。
▼だんだん、形が見えてきました。
▼完成です。くちばしや尾の直線と、羽根と背中の曲線の対比がなんとも美しいです。
板金技術の素晴らしさが伝わってきます。
この日本らしい繊細な技術は、ぜひ守っていきたいですね。