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江戸後期からつづく伝統工芸で、一通りの技術を習得するのに最低でも10年はかかるといわれる「箱根寄木細工」。

こちらの「ズク貼り」の小箱は、16歳から寄木細工の道一筋で、伝統を受け継ぎ技を鍛え続けてきた本間昇さんの手から生まれる、まさに60年以上の修練の結晶。

莫大な時間と、弛まない努力によって得られた技の蓄積が成し得る、繊細で美しい文様とその迫力に思わずため息が出そうです。

▼様々な種類の木材を組み合わせて作られる寄木細工。

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▼その至る所に職人の経験の蓄積と技を感じます。

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▼いろいろな行程を経て細工が組み上げられていきます。

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▼木材の色合いの違いで作られる文様。

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▼細やかで繊細な文様が魅力的ですね。

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▼大鉋で削り取られる「ズク」の厚みは、わずか0.15mm以下。

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▼削り取られた、何枚もの「ズク」

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▼そうして技が形として結ばれ、人々の暮らしを彩ります。

yz8引用:寄木細工職人、本間 昇さんとヅクを作る。